きっかけ
こんなツイートのやりとりがありまして
本当にその通りですね。
— Langhacks (@lang_hacks) January 25, 2019
ただ最初の目標をTOEIC900だったりオンライン英会話に置くことはぜんぜん全く間違ってないと思います。まず入口に立たないことには何もわからないので。
私も900超えたときになってようやくあれれおかしいぞ?ぜんぜん映画も会話も聴き取れないしなんぞ?と思いました😅
真面目な話するとスピードがめちゃ早いとか周りの状況(試験会場のようにクリアに聞き取れる状況ばかりじゃない)とかもありますが、自分的にいちばん大きいのはTOEICと日常会話は中身が全く違うってところですね。句動詞とかひとつひとつの単語の意味はわかるのに全体の意味はわからないという…。
— Langhacks (@lang_hacks) January 26, 2019
よくめちゃくちゃ話せるでしょ?みたいに誤解されることがよくあります。自分もTOEICをはじめて受験したころはそう信じていたので無理もないんですが…
違うんです。ほんとに。 ※ 人によります
TOEIC(L&R)で高得点を取れても、英会話ができない?
はい。まさに自分です。2015年末、TOEIC初受験時のスコアは735。同時にはじめたオンライン英会話で、ほんとうにまったく話せなかったのをよく憶えています。
講師👨🦰 What's your name?
私)あー、あー、あ、、😰
講師👨🦰 (めちゃくちゃゆっくり) Whaaat iiis, youuur naaaaame?
私) ま、マイネームイズ、、😇
まさにこんな感じ。 その後英語学習・オンライン英会話をコツコツ続け、2016年末のスコアは880(L485, R395)。満を持して英語必須の会社へ転職。英語環境へ飛び込みます。
しかし、いざ外国人同士の会話に混ざると、全然話せない…。
というか聞き取れないし、話題に全くついていけない…日常会話なのになぜ…?
日常会話ってTOEICと全然違うし、こんなに難しいのか…! ← やっと気づいた
スコアが900を超えてからも、まだまだ自然な会話は難しいです。ちょっと抽象的な話や複雑な話、はじめて話すトピック、ウィットに富んだ会話みたいなのは、もっと難しい。
ネイティブスピーカーやアクセントが強い人々(インド訛りとか)相手だと、リスニングにも不安が残ります。ネイティブ同士の会話なんて、悟空とフリーザの戦いを見てるクリリンの気持ちです。そんなシーンあったっけ。
とにかく、自由にスラスラ会話できる状態とはまだまだまだまだ言えません。
なぜなのか
大きく2つの理由があると思っていて、まあシンプルなんですが
リスニングについてはそのままで、TOEICで問われるような会話と日常会話はまったく違うということが挙げられます。
スピーキングスピードや環境も違いますし (よくテストではスピーカーの位置が良くなかった!とか残響がひどくて聞き取れなかった!とか言っちゃうんですが、実践においては日常茶飯事かと思われます)
なにより使う単語の種類からして違う感じです。
こればっかりは数をこなして、ひとつひとつ階段を登っていくしかないのかなと思っています。
(この辺の学習方法などは別途ブログに書きたいです。)
スピーキングについてはそもそもTOEIC(L&R)には含まれないので、どれぐらい喋れるかは測れません(測ってない)。
TOEIC L&Rのスコアとスピーキング力は(相関はあると思いますが基本的には)関係ないと思います。極端な話スピーキングの力はスピーキングでしかつけられないと思います。
バスケットの筋肉はバスケットでつける理論ですね。違いますね。
結局のところ
つらつらと書いてきましたが 「TOEIC高得点なのに英会話できない‼️」という自分のような状態は、
- とても起こりがち
- TOEICでは英会話力は測れない
- スピーキングの力はスピーキングで
- スコアが低くてもガンガン喋れる人もいるし、逆にスコアが高くても全然喋れない人もいる
最近TOEICは錯覚資産である、というツイートが話題になっていますが、これも正にその「錯覚」のひとつかなと思いました。
最近話題になった「TOEICをやるべきかどうか」議論について、TOEIC満点のプロとして意見を記事にしてみました。結論は「TOEICは日本で最強の錯覚資産だから絶対やるべき」です😘TOEICはぶっちゃけ、簡単でお手軽なのにインパクト最強な錯覚資産です。その理由を解説しました。https://t.co/T9UWs5ZWbl
— Shin@English Hacker編集長 (@eigo_panda) 2019年1月31日
ではでは!